フランス企業への日本のビジネス文化、日本企業へのフランスとのビジネスについての研修を中心に、参加グループの課題解決に照準を絞ったオーダーメイドの研修プログラムやコーチングを提供していきます。日本での経験豊かなベテラン講師陣を揃えており、グループ研修のほか、個別コンサルティングやコーチングを提供します。

グローバル化時代の中で活躍するグローバル人材に求められるのは、異文化に対する理解力とコミュニケーション能力です。

和を重んじ、つねに空気を読む以心伝心の世界にいる日本人にとって、マネジメントスタイルの異なるフランス人が交渉相手や同じ職場で共に働く仲間となった場合、コミュニケーションスタイルの違いからお互いの期待が異なった途端に不和が生じることがあります。

1996年、弊社がパリで創業して以来、私は日本とフランス企業間のビジネス交渉の橋渡し役を担ってきました。国を越えた企業間で起こる問題発生の源は、大半のところ相手のビジネス文化を十分に理解できないところに端を発します。たとえ、共通言語である英語でコミュニケーションが取れても、潜在的価値観の違いは顕在したままのため、益々お互いの溝が深まっていくことが多いのです。

また、英語が共通言語だからといって、アメリカ流ビジネスをヨーロッパ人に押し付けても違和感しか持たれません。日本人特有の習慣や考え方、とりわけ日本型組織の意思決定を十分理解したうえで、異文化の相手に明確に説明する必要があります。さらに、相手の国のビジネス習慣や考え方、意思決定方法などを理解して初めてお互いを理解し合い、歩み寄ることができるのです。

もうお分かりでしょうが、異文化理解力や異文化コミュニケーション能力はなにも海外とのやり取りの中でしか発揮できない訳ではありません。すでに日本企業の中には、国内拠点であれ多国籍の社員を多く抱えるケースは多いです。突然、外国籍の上司がやってくることも稀ではなくなってきています。

異文化理解研修やコーチングを通して、日本企業のグローバル人材育成のお手伝いをさせて頂けることを楽しみにしております。