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コロナ禍での海外進出について(1)

新型コロナウイルス感染拡大であらゆる経済活動に影響を及ぼしている状況下では、日本企業はもとより海外企業も海外出張ができず、対象市場での新規開拓やビジネス交流が困難な状態が続いています。しかも、この状況はいつ改善されるのかも分かりません。このような不確実な状況下においては、海外市場へ目を向けることを断念せざるを得ないのでしょうか。

縮小する国内市場で生き残るためには、従来の経営手法から脱却し、より柔軟性とスピード感を持って時代にあった戦略や手法で進化させていくことが求められます。
また、衰退する市場で生き残るためには、新たな市場(領域)への参入について考えることが必然となります。やはり、海外市場への進出も選択肢の一つとして考えることになるでしょう。

海外進出においては、つねにリスクが伴うことは明らかです。今般の新型コロナウィルスによる世界経済の景気低迷、物流、為替変動や経済情勢の変化、法制度の複雑さ、不明瞭さ、国によっては政情不安など国内ビジネスとは異なるリスクが発生する可能性がありますので、損失を生じるリスクを事前に把握し、その影響を事前に回避もしくは事後に最小化する対策を講じるリスクマネジメントが必要になります。

進出の方法としては様々で、現地代理店を通しての輸出販売からフランチャイズ展開の可能性もあるでしょう、また、事業が軌道に乗った段階で現地パートナーとの共同出資での現地法人設立の道もあります。その他、生産拠点やサービス拠点を置くといった幅広い展開方法があります。

まずは、国内で新規事業を始める際に行われる市場分析(5F、PEST、SWOT、3C分析)を海外の対象市場でもしっかりと行う必要があります。さらに、対象市場での新鮮なデータや顧客の声をヒアリングして事業を伸ばせる見込みがあると判断できれば、そこではじめて本格的に事業展開の計画を立てることが可能となるはずです。

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